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事業の拡大について

ふと事業の拡大についてコメントしたかったのでコラムの1回を利用し、私の考える事業拡大について簡単に書きたいと思います。

「事業の拡大」と書いてしまうと誤解を招き易いのですが、私のいう事業の拡大は「規模」の拡大ではなく「質」の向上のことを意味します。つまり、八百屋がスーパーマーケットのように魚や肉も売り出そうというのではなく、八百屋であれば、野菜果物の枠組みの中でより質の良い野菜を仕入れたり、販売品目を増やしたり、八百屋ならではのサービスを始めたりということです。

現代企業経営に多大な影響を与えたP・F・ドラッカーという有名な方がいらっしゃいますが、ドラッカー氏の言葉を借りると「企業の価値は社会的な存在価値」であり「事業とは顧客の創造(作り出す)」であります。

つまり、企業は社会貢献ができる存在であるべきであり日々顧客が増えるよう企業努力をしなくてはならないということです。社会貢献とは福祉活動のことではなく、先ほどの八百屋の場合であれば、野菜を安定供給するといったことになります。

それでは、なぜ、常に企業努力をしなくてはならないのでしょうか?それは、将来のパラダイムシフトが起こった場合でも生き抜いていくためです。パラダイムシフトとは競争構造の変化であり、先ほどの八百屋の例であれば、地域に大手スーパーマーケットが参入してくるといったことがパラダイムシフトとなります。もし、そのような状況に八百屋が陥った場合、独自の商品やサービスを常日頃から提供していれば、野菜専門店として大手スーパーマーケットが参入してきても生き延びることができるでしょう。日々の企業努力は今日を生きるために必要なのではなく明日を生きるために必要なことなのです。

地域に密着し、地域のみを事業範囲とした、現状に甘んじたゼロ成長型企業は地域社会にとっての存在価値は十分にありますが、顧客を創造するといった努力を常に行えているのでしょうか?私はホームページという存在は、地域という概念をなくすため、この顧客創造においてとても有益なツールであると考えます。だからこそもっともっと活用していただきたいと切に願うのです。


事業拡大は必ずしも規模の拡大ではない





200616月19日